議会運営委員会の視察で、青森県八戸市、岩手県久慈市を訪問しました。
5月15日、東京駅から東北新幹線で八戸に行き、まず、八戸市役所に行きました。
八戸には宿泊せず、各駅停車の電車で1時間半、久慈市に移動し、駅前のビジネスホテルに宿泊しました。
16日、久慈市を視察し、再び八戸市に戻り、帰京しました。
タブレット活用で、議会に何ができるか?
今回の視察では、タブレット活用による議会のペーパーレス化とタブレットを活用した災害時対応でした。
タブレット活用については、これまでも、立川市に視察に行くなど、議会運営委員会として、研究を重ねて来ましたが、今回の視察を通じて、はっきりしたのは、いわゆる行革、つまり、コスト削減には、直ちにはつながらないということです。
ペーパーレスで削減できる費用はせいぜい年間10万円。
それに対し、タブレット導入で新たにかかる費用、月々の通信料ですが、一台6000円掛ける導入台数。
導入台数は、議員数プラスα。
八戸市では有料の会議システムを使っていましたので、この費用が月々8万円。
計算はしませんが、まったく比較にならない。
なぜかというと、西東京市の政務調査費は、ひとり月額2万円。
財政状況厳しいおりに、議員のために大幅な一般財源の捻出は考えられません。
費用的にはコスト増大しますが、それに見合う付加価値があるかどうかがポイントです。
台風10号被害のとき、タブレットを活用して、市長部局に協力
昨年(平成28年)8月30日に岩手県に上陸した、台風10号により久慈市でも甚大な被害を受けました。
その際、久慈市議会では、タブレットを活用し、市内各地で議員が集めてきた情報(どこどこの崖が崩れているだとか、道が寸断しているか、など)を、画像という形で一元化し、それを市長部局に提供し、災害復興に役立ててもらった、という話を聞きました。
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