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保谷なおみ
西東京市議会議員
保谷なおみ(七緒美)です。
市議会議員6期目ですが、気持ちはいつも新人議員です。
2021年3月から、2023年1月まで、第23代西東京市議会議長を務めました。
現在は、広報委員長とハラスメントPTの座長を務めております。

ときどき見に来てください。

全国都市問題会議 in 八戸~文化と本を大切にするまち

八戸三社大祭の山車で記念撮影しました!
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今年の全国都市問題会議は、青森県八戸市で開催されました。(10月12、13日)
東京以外の地域は、旅行でしか訪問したことがない私です、今回の八戸市訪問も生まれて初めてでした。

正直、よく知らないためイメージも湧かなかったのですが、訪れてびっくり、文化と本を大切にする、すてきなまちでした。

注意書
ここでは文化としか言っておりませんが、広義の文化には、スポーツも含まれるとの言葉が、都市問題会議の講師からもありましたので、私もそのような意味で使いたいと思います。

八戸市直営のブックセンター
座って、本を読むこともできる
目次

2018年、基準地価が上昇!青森県内中心部商業地で18年ぶりの快挙

八戸市も、21世紀に入った頃から、多くの地方都市同様、中心市街地の空洞化が課題でした。

しかし、2018年には基準地価が上昇しました。これは、八戸市のみならず、青森県内中心部商業地で18年ぶりの快挙でした。
基準地価が上昇したということは、中心街に人が戻り、民間投資が進んだ証左となります。

八戸ポータルミュージアムはっち~中心市街地活性化の切り札として、2011年開館。

なぜ、中心街に人を戻すことに成功したのか?

八戸市では、アートの力で中心市街地を再生していこうという明確なビジョンを持ち、戦略的にはこものづくりを進めました。

都市問題会議の中で、熊谷八戸市長、八戸市新美術館運営検討委員を務め、八戸市の文化政策を支援する東京芸大学長の日比野克彦氏、実際に八戸市の中心市街地活性化事業に係った今川和佳子氏から、アートの力をどのように活用して、中心市街地の再生に成功したのかを、詳しくお話いただきました。

アートは不要不急?いえいえ、「生きる力」そのもの

新型コロナウイルス感染症で、世界的パンデミックが起きた時、文化芸術やスポーツが、「不要不急」のものとして、活動に制限がかかりました。
未知のウイルスに立ち向かう上で、しかたない面もありました。
しかし、やりたいことを我慢しなければならない生活は、本当に苦しく、味気ないものでした。
日比野克彦氏は、「アートとは生きる力そのもの」と言います。

講演する日比野克彦東京藝大学長

多様性と持続可能性をはぐくみ、コミュニケーションの場へ~変わる博物館・美術館

博物館・美術館というと、小中学校の社会科見学で行くイメージで、楽しみ方が限定的な感じがしますが、昨今は事情が変わったようです。
国際博物館会議(そんなものがあるのすら知らなかったけど)による博物館・美術館の定義が更新された、そうです。

ひらたく言うと、博物館・美術館なんだけれども、展示品に関心ない人も足を踏み入れやすくし、コミュニケーションの場としても機能する場所になったようです。
その背景には、SDGsがあり、多様性ということが、アートの世界でも主たるテーマになりました。

文化的処方~ [福祉×芸術」~アートで病気を治療

一番驚いたのが、文化的処方という考え方でした。
すごく雑駁に説明すると、薬ではなく、アートで病気を治療する、という考え方です。

日比野氏の説明では、以下のようになっていました。

文化的処方とは、アート活動と医療・福祉・テクノロジーを組み合わせ。その人がその人らしくいられるレジエントリな場所やクリエイティブな体験を創り出す。それによって、楽しさと感動を生み出し、心が解放され、人と人との緩やかなつながりや心地良いコミュニケーションを自然と発生させる。個人の対象には、活動する意欲や幸福感の増進および健康状態の回復・予防に係る継続的な効果を、面的な対象には、寛容性や包摂性の向上に係る効果を与えようとする手法・方法・システム。

認知症、生活習慣病、精神病などで、文化的処方がどの程度効果があるか研究をしているそうで、日比野氏はすでにエビデンスがあるとおっしゃっていました。

学力を伸ばす美術鑑賞(西東京市の取組)

西東京市では「対話による美術鑑賞」を、おもに児童を対象に行っています。

美術作品を評論家や研究者の立場で見るのが、従来の鑑賞だったとすれば、美術に関する予備知識の有無にかかわらず、自由な発想で感想や想像を述べ合うことで、言いたいことを言葉で表す能力やコミュニケーション能力の向上を期する鑑賞手法です。

一言でいうなら、「学力を伸ばす美術鑑賞」です。

そういった「これまでにない、アートの使い方」を、児童対象だけでなく、広く一般化したのが、文化的処方だと理解しました。

今回の都市問題会議は、文化・芸術、スポーツに対する見方を変えることが目的だったようで、目的を十分果たした講演でした。

八戸市美術館ジャイアントルーム
青森県内の高校生の書道展が行われていた
伝統的な八幡馬をアートでアレンジ
YSアリーナ八戸~氷都八戸といわれるほど、アイススケートが盛ん
都市問題会議の会場である公会堂のある場所は、かつては八戸城だった
史跡根城の広場。こちらは南北朝時代に城のあったところ
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この記事を書いた人

西東京市議会議員 保谷なおみ 後援会

保谷なおみ
西東京市議会議員
保谷なおみ(七緒美)です。
市議会議員5期目ですが、気持ちはいつも新人議員です。
2021年2月から、第23代西東京市議会議長を務めています。

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