平成13年1月、旧田無市と保谷市が合併して誕生した西東京市。14年経ち、ようやく庁舎統合のめどがつきました。
平成25年、坂口市長時代に、庁舎基礎調査と称して、新庁舎建設の4パターンについて、シミュレーションを行いましたが、いずれも70億から100億円の費用がかかり、庁舎整備基金も無い中、文字通り、「絵に描いた餅」でした。
2年前に丸山市長が誕生し、この3月の定例会で、整備コスト16.4億円の現実的庁舎統合案が示されました。
今回の庁舎統合は、あくまでも暫定統合であります。1983年に竣工した田無庁舎を、法定耐用年数(50年)が到来する2033(平成45)年まで、増築などせずに使い切りましょう、という案です。
その間に、新庁舎建設に必要な基金を積み、場所についても、市の中心エリアを検討し、平成45年に新庁舎の完成を目指します。
市民会館は合築建て替え
同じく老朽化が指摘されていました市民会館は、田無公民館、中央図書館と合築建替えをすることになりました。
これを受け、庁舎については、田無庁舎はそのまま使用し、田無公民館、中央図書館だった施設を長寿命化して庁舎として使用(約10億円)、保谷庁舎の取り壊し(約4億円)などで、整備コストは総額16.4億円です。
保谷庁舎(1968年竣工)の法定耐用年数が数年後に迫る中、この先、庁舎をどうするかを早急に決める必要がありました。
建て替えが迫られている公共施設は、保谷庁舎だけではありません。
学校など、市民のみなさんが一番よく使う施設が優先されるのは当然で、議員と職員が使う庁舎は、基本的に後回しでよいと考えています。
ですので、私は、今回出された、田無庁舎への暫定統合案に賛成です。