10月12日に日本に上陸して、記録的な被害をもたらした台風19号。
西東京市内では、床下浸水3件、道路冠水15件、建物被害2件でした。幸い、死傷者はゼロでした。石神井川が、練馬区内で氾濫危険水位を超えましたが、西東京市では持ちこたえました。
市内3か所ある石神井川の調節池のうち、もっとも下流の南町池で、貯留率が61%になりました。
台風の大型化は、海水温の上昇が原因と言われています。今後も、同規模の台風が日本に上陸する可能性はあります。備えが必要です。
ハザードマップ、時間雨量153ミリ想定で改定へ
9月定例会の一般質問で、西東京市のハザードマップについて、質問しました。
この5月23日、東京都は「新たな想定での浸水予想区域図」を公表しました。この中にある「想定し得る最大規模の降雨」は、時間雨量153ミリです。これだけの雨量があった場合、西東京市のハザードマップがどうなるかを質問しました。
市長は、「市内での浸水予想面積も増加していることから、あらためてハザードマップを改訂し、情報面の充実を図るなど、わかりやすく市民の皆様にお知らせすることとしております」と答弁しました。
保谷なおみ、ターゲットを絞った対応を提案
保谷なおみは、想定浸水域の高い地域にターゲットを絞ったアプローチの必要性を訴えました。
具体的には、水防訓練への参加呼びかけ、マンホールや川など、危険個所の確認などです。
さらには、所有する自家用車をどうするのかについても、考えていく必要があるだろうと申し上げました。
ちなみに、台風19号の際、西東京市内における時間雨量47ミリ、総雨量315ミリが最大でした。
「新たな想定での浸水予想区域図」でも、西東京市内の被害は限定的
「新たな想定での浸水予想区域図」の内容について、概要のみ、書かせていただきます。
「想定しうる最大規模の降雨」ということで、東京都は浸水予想を行いました。この想定でも、西東京市の半分程度の地域では、浸水については、まったく何の心配もない、西東京市は浸水被害に強いまちだということが明らかであります。
泉町、住吉町で広域被害の予測 芝久保町でも浸水の可能性
新たな想定によりますと、泉町、住吉町で、かなりの広範囲が、深さ1メートル以上の浸水の可能性。
これまで、さほど被害は出ないと予測されていた芝久保町の一部に、やはり1メートル以上の浸水の可能性があるということです。
あくまでも印象ですが、夏のゲリラ豪雨被害の出やすい地域や、かつて川や水路があった地域と重なっているような気がします。