昨年12月の定例会の予算特別委員会で、保谷町5丁目にある第2えのき児童遊園用地買収費を含む、総額約2億7,000万円の補正予算が審議され、賛成多数で可決となりました。これにより、第2えのき児童遊園は、借地から公有地となるため、今後長期的視野に立った、より地域住民に使いやすい公園にしていくことが可能となりました。
第2えのき児童遊園は、面積868㎡、近接する第3えのき児童遊園は、950㎡で、ともに借地でした。
所有者より買い取りの申し出が市に出されたのを受け、検討した結果、第2えのき児童遊園のみ買い取り、第3えのき児童遊園は現状復旧工事後、所有者に返還されることとなりました。
地域住民からすれば、二つの児童遊園、さらにそのあいだにある市有地すべてを公園化してほしいところですが、西東京市の厳しい財政状況を考えると諦めざるを得ません。
そこで、優先順位をつけ、現在利用率がもっとも高い第2えのき児童遊園を買い取ることとしました。
ここには樹齢30年ほどの桜が3本あり、お花見の季節には大勢の市民を楽しませてくれます。
小規模公園は活用されていない実態あり
これまで西東京市では、人にやさしいまちづくり条例に基づき、開発事業者は、開発面積の6%以上を公園として整備し、市に提供することが義務付けられていました。(開発面積3,000㎡以上の場合)
その結果、小規模公園が増加しましたが、残念なことに、こういった小規模公園は、あまり活用されていない実態が明らかになっております。
また、開発行為にともない整備されるため、地域的な偏在もあります。
そこで、今後は、500㎡以上の公園が市内に均等に配置されることを優先して、公園整備を進めていくことが明らかになりました。
第2えのき児童遊園が公園になることにより、同地域の公園空白地域状態が解消されることになります。Z