議会運営委員長(2019年~2021年)として、議会改革に着手
2019年1月、市議会議員として5期目の任期がスタートしました。
2019年2月に議会運営委員長に就任しました。西東京市議会としては初の女性議会運営委員長です。これまでも、委員長辞任後の残任期間を女性副委員長が代理で委員長を務めたことはありましたが、正式の委員長としては、保谷なおみが初めてです。
まず、Youtubeを活用した常任委員会の中継を2019年3月の定例会から試行実施しました。これについては、前任の議会運営委員長が準備を重ね、議会運営委員長の交代のタイミングで実施となりました。
子ども議会は視察も行い準備を進めたが、コロナ禍でいまだ未実施
子ども議会は実施に向けて、準備を始めました。彦根市議会への視察(後述)で多くを学び、教育委員会との協議を開始しようとした矢先、新型コロナウイルスが蔓延し、いまだ未実施です。たいへん残念でしたが仕方ありません。
先進市への視察を精力的に実施
議会運営委員長を務めている2年間で、三重県四日市市、滋賀県彦根市、東京都多摩市、同町田市に視察に行きました。
この4市の共通点は、早稲田大学マニフェスト研究所が、全国の自治体議会を対象に毎年実施している「議会改革度調査」で、上位にはいる自治体です。2020年調査でも、町田市が総合順位5位、多摩市が6位、四日市市が8位、彦根市が56位と、いずれも上位です。(西東京市議会は残念ながら300位以内に入れておらず、公表の対象外です。)
ここでの順位が、事実上、自治体議会のランクであるため、議会改革を進めるにあたって、まずは、先進市を視察しました。2019年7月22日に四日市市議会、23日に彦根市議会、8月9日に多摩市を、それぞれ視察しました。
町田市議会は、2020年10月19日に行きました。この時は、すでにコロナ禍に入っていました。コロナ蔓延後、町田市議会がはじめて受け入れた視察だったと聞いています。
新型コロナウイルスの蔓延
2019年12月末、中国湖北省武漢市で原因不明の肺炎患者が出たことが報告されました。当初は、武漢市への渡航歴のある人や濃厚接触者だけが隔離の対象で、一般的な日本人にとっては遠い世界の話でした。しかし、まもなく、日本国内で患者が出るようになりました。そして、最初の緊急事態宣言が出されたのが、2020年4月7日。全国の学校が休校になり、日本社会は一気にコロナ禍モードに入りました。最初の緊急事態宣言が解除されたのが5月25日。実に2か月間、私たちは「巣ごもり」をするはめとなり、これがあとあと大きな影響を残していきました。
写真は、給食用野菜の即売会の時のものです。2020年2月26日、西東京市は、3月15日までの市主催事業をすべて中止しました。学校も断続的に臨時休校になり、給食も取りやめました。その際、注文していた野菜の行き先がなくなってしまったため、急遽、即売会を行いました。3月8日(田無駅北口ペデストリアンデッキ)と15日(ひばりヶ丘駅南口)に行いました。
3年間で13回の臨時会、議会の機能を止めず、市民生活を支える!
第1回目の緊急事態宣言中の2020年5月8日、第1回臨時会を開催し、1人10万円支給する特別定額給付金事業を実施するにあたり、約210億円追加する補正予算を可決しました。
以来、コロナ禍の3年間で開催した臨時会13回のうち、1回を除いた12回の臨時会は、コロナ関係、および2022年度は物価高対策としての直接給付型の支援のための補正予算や条例改正をおこなうために開催しました。
結局、2019年から2022年までの4年間で、定例会を16回、臨時会を15回、合わせて、31回議会を開催しました。
コロナ関連、物価高関連のおもな議決項目
- ワクチン接種費用(7回)
- 学校、保育園、幼稚園、障害者施設、高齢者施設などの感染防止対策にかかる費用の補助
- 低所得者、ひとり親世帯、多子世帯への支援
- こども食堂への補助
- 所得制限のない給付(2020年の特別定額給付金と2022年の18歳以下のこどもへの一律給付)
- ゴミ清掃業者への支援
- キャッシュレス決済ポイント還元事業
- 事業者、農業者への支援(物価高対策)
池澤隆史新市長、誕生! ワクチン接種のすみやかな実施へ
新型コロナウイルス蔓延からちょうど1年後の2021年2月に市長選挙が行われ、池澤隆史新市長が誕生しました。ただちに、公約にもあったワクチン接種のすみやかな実施を、池澤市長はしっかりやり遂げました。
その後も、キャッシュレス決済ポイント還元事業、2022年度にはいってからは物価高対策としての直接給付型の支援と、迅速かつ的確に、市民生活を底支えするための事業を実施しました。
保谷なおみ、第13代議長に就任! まずは議会内でのコロナ拡散予防
議会運営委員長を2年間務めた後、2021年3月4日、議長に就任いたしました。
引き続きコロナ禍での議会運営を円滑におこなうため、議員がコロナに罹患したり、濃厚接触者になった場合のフローチャートを作成しました。このフローチャートに従い、家族の発熱の場合も登庁を遠慮してもらうなど、厳しめの措置を取り、議会内でのクラスター予防に極力努力しました。
議員や議会事務局職員で、コロナに罹患した人や濃厚接触者は若干名出ましたが、現在に至るまで、クラスターは発生していません。フローチャート作成以外にも、定足数の弾力運用や傍聴人数の制限、また、市長部局よりも早くアクリル板を設置するなど、3密防止に努めました。
まさか?の、タブレット導入の実現
コロナ蔓延で、予想外の展開がありました。それは、タブレットの導入です。
タブレット導入については、1点の課題を除いて導入の方向で、コロナ禍前の時点で、西東京市議会全体として合意が取れていました。しかし、その1点の課題が、かなり曲者でした。
費用の問題です。
多額の費用が掛かる。それをどこから持ってくるか、と合わせて、市民のみなさまから認めていただけるか、です。
それが、コロナ禍で状況が一変しました。
世の中全体が、デジタル化、オンライン化に一気に傾きました。
費用については、議会費のスクラップアンドビルドで、予算の増額はできるだけ抑えました。
多摩地域26市で、半分以上でタブレット導入済、もしくは導入に向けて動いている状態になりましたので、先進市の事例は十分ありました。
情勢の好転に加えて、議会事務局職員の頑張りで、令和3年度にタブレット導入を実現、令和4年度から試行的に利用を開始しました。
ほぼすべての議会資料をペーパレス化しました!
これまで紙で配っていたものを、タブレットで見るようにし、ペーパレスを進めました。半年かけて、議会配布資料のほぼすべてを、ペーパレスにしました。(予算書・決算書など、大型の冊子類を除く。)
また、タブレットを活用したオンライン会議の実施、防災訓練の際の安否確認など、タブレットの活用範囲を広げています。
議会改革
議会報編集委員会を廃止し、広報委員会へ
議会改革を進めていくにあたり、多くの議員さんの関心が高かったのが、議会だよりや議会ホームページのリニューアル、もっとわかりやすく、市民に見て、読んでいただけるものにしたい、ということでした。
そうなると、議会報編集委員会という名称では、ホームページまで取り扱えないので、名称変更し、さらに、委員の人数を増員し、「ホームページリニューアル分科会」と「議会報編集方針分科会」という2つの分科会を設置し、リニューアルについては、分科会で議論することにしました。(2021年4月~)
あまり読まれていない議会だより
2019年に、議会だよりについて、市民モニターに調査を行いました。その結果、市報に比べると格段に読まれていないことが、わかりました。そこで、一般質問の掲載方法を変更しました。議員ひとりひとりの顔写真も掲載することにしました。(2020年11月15日発行分より)
たったこれだけのことですが、議会だよりの構成変更は、西東京市誕生以来1回も行われず、実に20年ぶりのことでした。
議会ホームページもリニューアルしました。
市全体のホームページのリニューアルに合わせて、市議会のページも大きくリニューアルしました。(2021年4月)
議会の見える化を
議会ホームページについては、今回のリニューアル以降しばらくのあいだは大きく変化することはありません。一方、議会だよりについては、まだまだ改良の余地があると考えます。議会報編集方針がまもなく完成しますので、今後、方針にのっとり、改良していくことになります。
デジタル機器やWeb環境の進化は早く、勉強しなければならないことがたくさんありますが、時代の潮流に遅れることなく、議会の見える化を進めていかなくてはなりません。
失敗を恐れず、変えていく
4年間、議会運営委員長から議長へと途中で役割を変えましたが、議会改革に取り組んできました。
その間、常に心掛けていたこと、それはひとことで言えば「変化」でした。失敗を恐れて「変えない」のではなく、変えていく。とにかく、変える試みを実践しようと。
もちろん、変えようとして、変えられなかったことも、ありました。でも、そこで種をまいたことで、あとで、なんらかの成果につながることもあるかもしれない。そう思って、種まきをしました。
変えようとして、変えられなかったことは、予算・決算特別委員会の持ち時間の見直しでした。
経緯や内容については、説明を省きますが、とにかく会議が長過ぎる。夜10時過ぎまで委員会を開催することが、しばしばありました。
なにか事件や事故が起こって、深夜に及ぶ会議をやっていたのではなく、順調に進んでいても、深夜になることがありました。
議員は会議が終われば帰宅しますが、答弁者側である市の職員はさらに本来業務のため残業しており、夜中までの超過勤務が議会開催中は常態化していました。
コロナ禍になって、コロナ禍を理由に、夕方5時終了としました。これにより、市の職員の超過勤務は、数時間短くなったものと思われます。
ただし、5時終了は暫定措置です。今後どうなるか、わかりません。
「会議時間は短く、中身は濃く」を目指しましたが、道半ばで、任期を終えることになりました。
ウクライナへのロシア侵攻に抗議
2022年2月24日、ロシア連邦がウクライナへの軍事侵攻を開始しました。いても立ってもいられないような、大きな衝撃を感じました。自分たちにできることを、まずやりました。
3月3日の本会議で、「ロシア連邦のウクライナへの軍事侵攻を非難する決議」を西東京市議会議員全員の名前を記載して、可決しました。
全文は以下のリンクからご覧ください。
3月20日、ウクライナ緊急人道支援のための募金活動を、田無駅北口で行いました。2時間程で、20万円を超える浄財を寄付していただきました。参加者は、保谷なおみほか自民党西東京市議団、松本洋平衆議院議員、浜中のりかた都議会議員でした。
自民党「党改革Webキャラバン」に参加しました!
自由民主党東京都支部連合会(TOKYO自民党)の女性議員連絡協議会の副会長も務めていますので、そのご縁で、2022年1月13日に自民党本部主催で行われた「党改革Webキャラバン」に、東京都連の代表として参加、発言しました。
都連からの参加者は、高島直樹都連幹事長、小宮あんり都議会党幹事長、松下創一郎青年部幹事長(豊島区議会議員;当時)、そして、保谷なおみ女性議連副会長でした。
私からは、もっと自民党所属の女性議員を増やして欲しいと発言しました。
還暦と母の死
2022年7月26日、60歳の誕生日を迎え、還暦となりました。近所に住む友人から、赤いちゃんちゃんこをいただいたのを着て、写真を撮りました。この赤いちゃんちゃんこは、友人自身が還暦の際に着用しました。友人だけでなく、ご主人やご親戚の方も着用した由緒あるちゃんちゃんこで、次は私の妹に渡しなさいと、友人からは言われています。
その翌月の8月18日、89歳で母が亡くなりました。自宅での看取りとなりました。3月に末期の胃がんがみつかり、余命6か月の宣告を受け、7月中旬から状態が悪化しました。
覚悟ができていたので、母の死はすんなりと受け入れることができました。
市議会議員として、自宅での看取りの経験談をまとめましたので、こちらもご覧ください。