「2018」公約の点検 達成率96%!
2018年12月の市議会議員選挙で、保谷なおみは、5個の政策キーワードと25の達成目標(「2018」公約)を示しました。達成率を点検したところ、96%になりました。
達成できなかったものは「公共交通の充実」
達成できなかったと考えたのは1つあります。公共交通の充実です。理由としては新型コロナウイルスです。便数を減らす中で、増便や新路線は、検討すらしてもらえませんでした。
西東京市内において、公共交通網は偏りがあり、私の住んでいる中町あたりは全体的に不足しています。そのため、はなバスの便数を増やしてほしいという声を多く聞きます。
しかし、新型コロナウイルスの蔓延で利用者が減り、今後も、どの程度回復するか、現時点においても、まったく未知数です。オンラインによる会議や在宅勤務が普及したおかげで、新型コロナウイルスの影響がまったくなくなったとしても、利用者数が戻らない可能性が高いです。
はなバスだけでなく、民間バス会社においても、コロナ禍において、赤字が膨らんでいるという報道があったところです。
そのような状況の中で、あえて公共交通の充実をいうのであれば、だれのための公共交通であるのか、費用はだれが負担するのか、を明確にする必要があると考えます。
今回の点検で達成できなかった内容ですが、これについては、次に当選できたら、あらためて一から考えていきたいテーマです。
引きこもり対策は「福祉丸ごと相談窓口」だけでは不十分
「福祉丸ごと相談窓口」ができて、課題を複数抱えているケースの相談が迅速に行えるようになりました。課題が複合化していることの多い引きこもりの相談窓口としても、「福祉丸ごと相談窓口」は有効です。ただ、課題もあります。引きこもりについては、全数把握に向け、調査をすべきと考えます。コロナ禍により、在宅ワークが増える中、引きこもりの実態は一層見えにくくなったと考えます。
地震対策は、集合住宅における避難が課題
地震対策については、2022年5月に公表された、新たな首都直下地震等による東京の被害想定報告書に依ると、東京都全体としては、物的及び人的被害が前回想定より減少しています。耐震性に優れた建築物が増えたことによります。西東京市の場合、住宅の6割を占める集合住宅において、防災・減災だけでなく、避難生活の長期化も視野に入れた避難や備蓄をどうするかが課題。
防災市民組織補助金は下記のページで確認できます。(注意:令和4年度分は、2022年10月7日で締め切りました。)
台風、線状降水帯による風水害対策も課題
これまで、西東京市ではゲリラ豪雨による溢水が大きな問題であったため、地下貯留槽の建設を進め、最近では溢水被害も減少してきました。しかし、近年巨大化する台風、線状降水帯による風水害が、日本全国で大きな問題になっています。現在のところ、西東京市に大きな被害が出たことはありませんが、溢水のような短時間のものだけでなく、長期間にわたる風水害被害も視野に入れて、対策が必要です。
点検結果
- 保谷こもれびホール、田無公民館、消費者センター分館などに学習スペースが増設され、多くの公共施設に学習スペースができました。市内の学習スペースは下記のページで確認できます。https://www.city.nishitokyo.lg.jp/sisetu/mokutekibetu/gakusyu.html
- タブレットを全児童・生徒に1台づつ導入し、学校での授業に活用しました。また、2021年9月には、全小中学校でオンライン授業を実現し、多くのマスコミで取り上げられました。
- ・中学校3年生を対象とした動画を配信し、基礎学力が確実に定着できるよう支援しています。
- ・今年度、すべての学童クラブにWi-Fiが整備され、授業だけでなく、家庭学習でも活用できるようになります。
- 人権教育や道徳教育、生命尊重教育を推進し、自己肯定感や自尊感情の醸成に取り組んでいると、数多くの議員の質問に教育長が答弁しています。
- 西東京市子ども条例前文に「わたしたちは、子どもが失敗や間違いをしてもやり直し、成長できるまちにしていきます。」とあり、教育長も、「子どもが失敗や間違いをしてもやり直しできる学校、家庭、地域社会づくりを進める」と答弁しています。
- 2020年、泉小わくわく公園を開設しました。
- 保谷町五丁目えのき児童遊園を拡張します。(*令和8年頃までの暫定措置)
- 三菱UFJ銀行と協定を結び、(仮称)MUFGパークを開設することになりました。(令和5年6月の開園を予定)
- 臨財債の借入を抑制し、公債費(借入金返済費)を一定金額内にコントロールするようにしました。
- 2020年に健康ポイントアプリ「あるこ」の運用を開始、市民の健康づくりを伴走型で支援し始めました。適切に歩くことで、膝痛、腰痛、肩こりなどの「生活習慣痛」の軽減をはかることができます。
- 2019年に「西東京市住宅確保要配慮者賃貸住宅供給促進計画」を策定しました。住宅課が窓口となり、住宅確保要配慮者に住宅探しや居住継続に関する支援を行っています。
- 2021年から「福祉丸ごと相談窓口」がスタート、2022年には「おくやみ窓口」(予約制)が開設し、困りごとをまとめて解決できるようになりました。
- 2022年9月に保谷なおみも、母死去の際に「おくやみ窓口」を利用いたしました。死去にともなう煩雑な手続きがスピーディに終わり、心のゆとりができました。
- 2021年に地域防災計画を修正。
- 2021年、地域防災計画「風水害編」を分冊化し、内容の充実を図りました。
- 2018年の大阪府北部地震を受けて、通学路の面するブロック塀の除去に対する補助制度ができました。2021年からは、児童生徒が自宅から学校等の指定避難所に至るまでの経路を避難路と位置づけ、助成対象に含めました。
- 令和3年度までに、事業面積に対して約24.2%の用地取得契約を締結済み。令和4年度は累計で約35%の契約締結に達する予定。
- 2022年8月に用地測量等説明会が書面開催されました。寄せられた質問と回答は、下記のページで確認できます。https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jigyo/road/kensetsu/gaiyo/renritsu25.html
- 2019年に西東京市無電柱化推進計画し、優先順位をつけ、無電柱化を進めています。
西東京市無電柱化推進計画 概要版はこちら
- キャッシュレス決済ポイント還元事業を2021年に2回、2022年に3回目を実施し、コロナ禍で大打撃を受けた市内経済を底支えしました。
- 2022年、物価高対策として、直接給付型の支援を幅広く実施しました。
- コロナ禍にもかかわらず、「ハンサムMama」プロジェクトは着実に進行中。
- 2022年10月、スポーツ相談窓口を開設して、年齢や障害の有無に関わらず誰でもスポーツを楽しめるよう、相談できるようになりました。
- 地域協力ネットワークが、南部(2015年)、西部(2018年)、中部(2019年)に設立しました。北東部は、現在設立に向けて準備中です。
- 2020年、まちテナ西東京を開設しました。公開スタジオ、アンテナショップ、タッチ式情報スタンドで、西東京市の魅力を発信しています。
- アスタ入口にある大型LEDビジョンで、行政や地域の情報を動画により発信しています。
- 2022年度から2023年度にかけて、第3次西東京市農業振興計画を策定します。
- 小中学生が考えたメニューを期間限定で市内で販売しています。(今年度は終了。)
- 西東京市式公園指定管理(平成28年~)で、いこいの森公園と周辺53か所の小規模公園がレベルアップ。全国から数多くの視察が訪れていいます。
- 「緑と花の沿道推進事業」として、これまでは生垣のみが補助対象だったのを、花壇の造成、フェンスの緑化も補助対象としました。
詳細については、下記ページをご覧ください。
https://www.city.nishitokyo.lg.jp/kurasi/koen/ikegaki.html