学習塾で講師として昭和57年から平成4年まで、10年間働く。
おもに国語と社会を教えていました。当時の教え子も、今は30歳を過ぎています。朝、駅で街頭演説をしていると、手を振ってくれたり、まったく思いがけない人から、親戚にあなたの教え子がいると、聞いたりと、今でも、つながりがあります。
平成2(1990)年、長男誕生
以後、2年おきに、次男、三男が誕生。
平成7(1995)~8(1996)年 夫の仕事の関係で家族で渡仏
パリで一年を過ごす。
フランス行きの飛行機に乗ったとき、長男が4歳、次男が2歳、3男はまだ10ヶ月!でした。渡仏にあたっては、幼稚園仲間のママたちが、たいへん心配してくれました。「くれぐれもセーヌ川に身投げしないように」と。実際に行ってみると、バスや地下鉄に乗っても、すぐ席を譲ってもらえたし、夏休みにルーブル美術館に出かけたときも、百人以上並んでいたにも関わらず、別ルートで中に入れてくれたりと、フランス人の配慮で、思ったよりも、子育ては大変ではありませんでした。パリで子育てを経験したことが、市議会議員保谷なおみの原点にはあります。幼稚園のこと、公園のこと、病院のこと、みんな日本と違いました。いちがいにどっちがいいとはいえませんが、違うものを経験したことで、比較対象ができるようになりました。写真(14)は、両親が遊びに来たとき。パリ近郊の貴族の館の見学に行ったとき。(15)
平成8(1996)年、帰国
日本に帰ってきて、北海道旅行のとき。(16)
この頃から、児童館の育児サークルにはいったり、地域文庫の代表を務めたりと、次第に地域活動を行うようになりました。生協の運営に関わり、食の安全、国内自給、都市農業の保全をテーマに勉強会や生産者との交流を深めました。また、介護保険制度が始まると、その基礎調査活動に関わり、介護保険制度の変遷と課題を、経年的にとらえることができました。