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保谷なおみ
西東京市議会議員
保谷なおみ(七緒美)です。
市議会議員6期目ですが、気持ちはいつも新人議員です。
2021年3月から、2023年1月まで、第23代西東京市議会議長を務めました。2023年2月にハラスメントPTの座長に就任、1年間務め、報告書をまとめました。
現在は、広報委員長を務めております。

ときどき見に来てください。
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目次

〈3月定例会〉庁舎は田無庁舎に暫定統合 整備コスト16.4億円、身の丈に合った現実的選択

平成13年1月、旧田無市と保谷市が合併して誕生した西東京市。14年経ち、ようやく庁舎統合のめどがつきました。

 

平成25年、坂口市長時代に、庁舎基礎調査と称して、新庁舎建設の4パターンについて、シミュレーションを行いましたが、いずれも70億から100億円の費用がかかり、庁舎整備基金も無い中、文字通り、「絵に描いた餅」でした。

2年前に丸山市長が誕生し、今般、整備コスト16.4億円の現実的庁舎統合案が示されました。

今回の庁舎統合は、あくまでも暫定統合であります。1983年に竣工した田無庁舎を、法定耐用年数(50年)が到来する2033(平成45)年まで、増築などせずに使い切りましょう、という案です。

その間に、新庁舎建設に必要な基金を積み、場所についても、市の中心エリアを検討し、平成45年に新庁舎の完成を目指します。

市民会館は合築建て替え

同じく老朽化が指摘されていました市民会館は、田無公民館、中央図書館と合築建替えをすることになりました。

これを受け、庁舎については、田無庁舎はそのまま使用し、田無公民館、中央図書館だった施設を長寿命化して庁舎として使用(約10億円)、保谷庁舎の取り壊し(約4億円)などで、整備コストは総額16.4億円です。

保谷庁舎(1968年竣工)の法定耐用年数が数年後に迫る中、この先、庁舎をどうするかを早急に決める必要がありました。

建て替えが迫られている公共施設は、保谷庁舎だけではありません。

学校など、市民のみなさんが一番よく使う施設が優先されるのは当然で、議員と職員が使う庁舎は、基本的に後回しでよいと考えています。

西東京市市民会館

ですので、私は、今回出された、田無庁舎への暫定統合案に賛成です。

 

 

 

予算特別委員会

どうなるマイナンバー? 個人情報漏えいは防げるか?

内容がほとんど知られていないマイナンバー制度ですが、今年の十月からマイナンバーの通知が始まります。みなさまのもとに、通知カードが郵送されます。

西東京市では、コンビニでの住民票などの証明書発行サービスを、平成二八年度中に導入を目指しています。

コンビニで住民票を取るには、個人番号カードという、ICカードが必要なことが明らかになりました。

個人番号カードは、マイナンバーの通知カードを受け取った後に、市に申請すると無料で交付が受けられます。

現在住基カードを持っている人は、個人番号カードを取得するときに、市に返納します。

個人番号カードは必要ないと思えば申請しないでもよく、その場合、もし住基カードを持っていれば、有効期限まで使用できます。

サービス開始は来年度から

今年度、マイナンバー制度導入に伴うシステム改修を行い、来年度から、社会保障・税分野でサービス提供が開始します。

西東京市の独自活用は、これから検討を始める段階です。

マイナンバーと個人番号カードについては、まだ決まっていないことが多いのですが、個人情報の漏えいは厳重に防止してほしいと意見しました。

 

待ったなしの課題である待機児対策。しかし、保育所の整備で、市財政破たんのおそれあり!

待機児対策は待ったなしの課題であります。しかし、市が現在立てている計画通りに、保育所整備を進めると、市が独自に負担しなければならないランニングコストが、3年間で10億円も跳ね上がることが明らかになりました。

10億円のコスト増

市は、平成27年度から3年間で、777名分の保育所整備を計画しています。

この計画通りに整備すると、7億3,300万円かかります。うち、市の持ち出し分は8,200万円。

これに対し、運営費は、平成29年度の段階で、37億2,600万円かかるようになります。そのうち、市の持ち出し分は約19億7,500万円。

平成26年度の持ち出し分が11億500万円ですから、8億7,000万円の増となるとことが明らかになりました。

29年度はまだ整備途中なので、最終的には約10億円の増となると考えられます。

国基準の50.3%の保育料

運営費には国や東京都から一定の支援がありますが、保育料については、国が基準を定めており、西東京市は、国の基準の50.3%しか、保護者から保育料をいただいていません。

その差額が、そのまま市の持ち出し分となっていることが、明らかになりました。

保育料の値上げも検討しているということですが、限界があります。

しかし、3年間で10億円ものランニングコスト増を飲み込めるほど、市財政の余裕はありません。

既存事業の廃止か、計画の見直しか?

ただちに何かをやめるにしても、たとえば、図書館と公民館すべてを三年後に廃止すれば、どうにか見合う金額になりますが、それは不可能でしょう。

現実的には、整備計画の見直ししかないと意見しました。

 

 

 

公民館は何するところ? 利用実態の9割は「施設貸出」

公民館と言われても、一度も行ったことがない、何をするところかも分からない人が多いかと思います。

公民館は、社会教育法によると、「実際生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業を行」う教育機関だということです。

「実際生活に即する教育」と言われても、ピンと来ないかもしれませんが、例えば、健康、防犯、交通安全、地球温暖化対策の推進、これらは、平成24年に行われた市民アンケートで、市民の関心の高かったテーマです。

こういったテーマを、当然、公民館では取り上げて、イベントや講座などを組んでいます。しかし、広く知られてはいないのが現状です。

そこで、公民館については、ソフトとハードを分けて、そのあり方を考えていくべきと提案しました。

ソフト、つまり、イベントや講座などは、公民館という場所だけでなく、興味のある人が集まる場所があれば、そこに積極的に出向いて行う。(アウトリーチ)

 

ICT時代の公民館は、どうあるべきか?

近い将来、ICTを活用し、自宅にいながらイベントや講座に参加できる日が、そう遠からず来るのではないかと思います。

ICT時代の公民館像を視野に入れていってほしいと提案しました。

 

「貸し館」化している公民館

ハード、つまり、公民館という館は、利用実態の9割は施設貸出で、事実上「貸し館」化していることを踏まえ、コミュニティセンター、市民集会所や地区会館など、市民交流施設と同じ土俵の中で考えていくべきと提案しました。

公民館は、教育機関ということで、営利、政治、宗教目的の使用は不可、また、個人での利用はできないなど、使い勝手の点で、市民交流施設に劣ります。

公民館の利用率は、館によってバラつきがありますが、全体として減少傾向にあります。

 

老朽化が進む市民交流施設

一方、市民交流施設は、老朽化の進んでいる施設が多く、こういう施設では、利用率が低いのが課題となっています。

市民のニーズは明白です。きれいで、自由に使える施設が好まれています。

公共施設と言うことで限界はありますが、できるだけ市民に喜ばれるサービス提供を実現していただきたいと意見しました。

地方創生関連補助金で、20%プレミアム付き商品券、観光・防災アプリが実現!!

国会で野党からは批判されていた地方創生関連補助金ですが、西東京市も1億8,000万円いただきました。

20%プレミアム付き商品券総額5億円、18歳以下のお子さんが3人以上いる世帯と一人親家庭への1万円の生活支援券の支給、そのほかに、いこいーなのラッピング電車と中づり広告、観光と防災を兼ねたアプリの作成、観光案内板などに使います。

AEDは、利用できる時間も明記すべき

観光・防災アプリでは、かねてから要望していたAEDの設置場所も検索できるようになります。

AEDが必要なときは、心肺停止状態で人が倒れているときです。

一秒でも早く入手したいものなので、なるべく時間のロスがないよう、設置場所は詳細に、また、利用できる時間も明記するよう、意見しました。

 

 

 

 

〈議会トピックス〉縄文時代の住居跡、下野谷遺跡、国史跡指定! 地元東伏見のまちづくりに、遺跡の活用を!

すでに、市報などでご存知の方もいらっしゃると思いますが、東伏見にある下野谷遺跡が国史跡の指定を受けました。

3月22日に行われた下野谷遺跡国史跡指定記念式典での展示

今から4、5千年前、縄文時代の双環状集落の遺跡で、規模も大きく、保存状態のよいことなどが評価されました。

今後は埋蔵文化財として保護されますので、現物を直接見ることはできませんが、レプリカなどを作り、それを納めて展示するスペースを整備する必要があります。ぜひ地元の東伏見に作り、まちづくりに役立てていくべきです。

(西東京市図書館ホームページから、下野谷遺跡に関する資料をみることができます。)

 

 

西東京市議会議員選挙 2566票、4位当選しました。

昨年末の12月21日に行われました市議会議員選挙では、みなさまのおかげで、無事当選できました。4期目となります。

前回より105票増やすことができました。

自民党は8人立候補し、全員当選しました。女性議員は、28名中8名でした。

1月30日より臨時議会が開かれ、議長はじめ、議会人事が決定しました。

私は、公立昭和病院企業団議会議員となりました。常任委員会は文教厚生委員会です。会派は、自由民主党西東京市議団で、副幹事長に留任しました。

議会内最大会派であり、丸山浩一市長の与党であります。

責任ある発言を心がけると同時に、説明責任も、できるだけ果たしていきたいと思います。

この「703ニュース」(なおみニュースと読みます)も、年3回は発行していきます。

 

近況報告

早いもので、当選してから4か月が過ぎました。

臨時会、3月定例会が終わり、ほっとしています。

今年度から2年間、保護司会の広報部長も務めることになり、また忙しくなりそうです。

1年に1回発行する広報誌を作ります。月1回の編集会議ですが、忙しい合間を縫っての作業なので、どうなることやら。

小学校での読み聞かせも続けています。10年以上やっています。ほかにも、いろいろな活動に参加していますが、長く続けられるのは、大勢のみなさんのおかげです。

感謝しています。

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この記事を書いた人

西東京市議会議員 保谷なおみ 後援会

保谷なおみ
西東京市議会議員
保谷なおみ(七緒美)です。
市議会議員5期目ですが、気持ちはいつも新人議員です。
2021年2月から、第23代西東京市議会議長を務めています。

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