25年度経常収支比率94.4%、硬直化が進む西東京市財政 今考えるべきことは?
赤信号目前状態だが、市税収入の大幅増は期待できず
経常収支比率が94.4%、赤信号目前であることが、9月議会の決算特別委員会で明らかになりました。
家計に例えていうなら、家賃や教育費、食費、水道光熱費、介護にかかる費用など、「どうしても出さざるを得ない」費用が94.4%に達しているということです。
収入を増やせばいい(=市税収入を増やす)という意見を述べる議員もいましたが、市税の約半分にあたる個人市民税の大きな伸びは考えにくいこと、西東京市は交付税交付団体で、市税が増収となると、交付税が減額されますので、市税収入の増額分がまるまる歳入増にならないというジレンマをかかえていることから、支出の抑制も合わせて考えていかざるを得ません。
ちなみに100%を超えると、義務的経費だけで市の貯金にあたる基金を食いつぶす状態に入りますから、これはなんとしても避けたいところです。
抜本的な解決策は、公共施設の大幅削減くらいしか見当たらないのが現状です。
今すべきことは、どの公共施設を削減するかを忌憚(きたん)なく議論することと私は考え、図書館数の大幅削減を提案しました。ICTの飛躍的発展と電子書籍の普及が、図書館のありかたにも大きな影響を与えると思われます。
図書館が本棚に本を並べておけば、市民ニーズに応えられる時代は終わったと申し上げました。
近況報告
西東京市議会議員選挙が、12月14日告示、21日投開票で行われます。
10月18日、保谷庁舎ハーベストで開かれた「保谷なおみ後援会の集い」にご参加くださったみなさん、本当にありがとうございました。当日は、丸山浩一西東京市長、松本洋平衆議院議員、山田忠昭都議会議員から、励ましの言葉をいただき、いっそう身が引き締まりました。
暮らしに安心を 西東京にもっと笑顔を


☺ 子どもたちの学びと生活に安心を。
・ 学習環境の整備を進めます。
・ スポーツ環境の整備を進めます。
・ 就学前教育の質の向上を進めます。
・ いじめ、虐待をなくします。
・ 補習の充実で、塾通いしなくても都立高校入学できる学力が身に付く学校を目指します。
☺ 世界一の長寿国日本。幸せに生きるために、ずっと健康でいられるまちづくりを進め、未来の社会保障制度に安心を。
☺ 活気とにぎわいのあるまちを。
☺ 働く女性に安心を。
☺ 災害に強いまちを。
☺ 納得と安心の市政を。
「保谷なおみ基本理念」より抜粋。詳しくは、ホームページ(保谷なおみで検索)をご覧ください。
議会発言とその結果(一部) 2011~2014年
- 子育て支援
障害のある子どもへの支援体制の充実のため、ピアカウンセリング等を活用して、相談体制を充実すべきことを提言した結果、実施に向けて検討していくことになった。
- 小中学校での補習の充実
2010年の市議選の公約に掲げ、議会においても発言した結果、この夏休み、全小中学校で補習が行われた。
- 地域コミュニティの活性化
2010年の市議選の公約に掲げ、議会においても発言した結果、地域活性化補助金が創設された。
- がん教育の推進
豊島区の事例にならったがん教育を提言。
- 国民健康保険料の資産割を廃止
2012年3月定例会で、自民党が議案修正案を提出、可決され、国民健康保険料の資産割が廃止となった。その時の文教厚生委員会委員長を務めた。
- 都市計画税率の引き下げ
2014年9月定例会で、自民党が議案修正案を提出、可決され、都市計画税率が0.02%引き下げされ、0.25%になる(平成27年から)。
保谷なおみのプロフィール
昭和37年保谷市生。碧山小、ひばりが丘中学、お茶の水女子大学附属高校、東京大学文学部卒。元学習塾講師。
平成14年西東京市議会議員初当選。平成21年2月市長選挙立候補にともない市議会議員を辞職。市長選挙では21607票の信任をいただくも今一歩及ばず、当選には至らなかった。平成22年12月西東京市議会議員選挙で、2462票3位当選を果たす。会派は自民党西東京市議団(現在、副幹事長)。文教厚生委員会委員長(23年・24年)、建設環境委員会、議会運営委員会所属(25年~)。24年5月より保護司。地域協力者として、小学校の外国語活動支援。読み聞かせ活動。
趣味:ウオーキング(腰痛予防を兼ねる)、フラダンス(月2回程度)、読書(最近では、半沢直樹シリーズ、ジョン・ル・カレのスマイリーシリーズを読破)、映画鑑賞、音楽鑑賞、美術館めぐり。
暇があったらトライしたいこと:ガレージバンド、ラフティング、富士山登山。